やっこはん姉妹物語


かつて京都の花街、祇園東には「なべやっこ」という超売れっ子舞妓がおりました。
芸は一流、その美貌と愛嬌のよさは天下一品。舞妓からもあこがれの存在でした。 そしてその「なべやっこ」は、大の豆腐好き!

そして昔からこの祇園東界隈にはお爺ちゃんとお婆ちゃんが営む「細々屋」と言うお豆腐屋さん がありました。「なべやっこ」は毎日のようにお豆腐を買いに行きます。子供のいな いお爺ちゃんとお婆ちゃんは「なべやっこ」を自分の子のように可愛がり、いつもい つも感謝しておりました。

「なべやっこ」は「細々屋」に来ると、「ここのお豆腐は世界一だね〜! ここの豆腐が無くなったら、よその豆腐は食べないな〜」と言っていました。
また、「舞妓も後継者がいなくてね〜、誰かお爺ちゃんとお婆ちゃんのお知り合いにいないか な〜?」と相談もしていました。
「なべやっこ」は京都の伝統が途切れてしまうのをとても心配していたのです。

お爺ちゃんとお婆ちゃんはいつも「なべやっこ」に恩返しがしたくて、舞妓の後継者を 探していましたが、残念なことに高齢のため相次いでこの世を後にしてしまいます。

「なべやっこ」もお爺ちゃんとお婆ちゃんが亡くなってから、豆腐を食べなくなってしまいました。

ところが…。
恩返しの出来ないままこの世を去ってしまったお爺ちゃんとお婆ちゃんの意志を継いで、 二人の「豆腐」が「なべやっこ」に恩返しをするために奮起します。
その「豆腐」はお爺ちゃんとお婆ちゃんが作った最後の豆腐で絹と木綿の姉妹だったのでした。 しかし、「なべやっこ」の方は、何故か京都から姿を消してしまいます。

お爺ちゃんとお婆ちゃんの意志を受け継いだ「豆腐」姉妹は、仲間の「がんもやおから や豆乳達」にも応援を頼み、舞妓へと姿を変えて京都の伝統と「なべやっこ」 のために日夜、稽古に励みます。
こうして舞妓の「やっこはん姉妹」が誕生したのでした!

「やっこはん姉妹」は、京都の町で芸を磨きながら次第に人気者になっていきます。
そして「京都の伝統」を守り、伝えながら仲間たちとともに日本各地を旅します。
「なべやっこ」に会って、ご恩返しをするために…。
果たして「やっこはん姉妹」が「なべやっこ」に会える日はいつでしょうか!?

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